演劇ハラスメント反対劇団じおらま旗揚げ公演たいない

劇団じおらま旗揚げ公演たいないを観てきました。

『演劇ハラスメントのない健全で豊かな創作の場づくり』とのことなので、正直 作品に期待ができるか不安なところがありました。

ハラスメントは無くなってほしいけど ハラスメントがあるからこそ統率がとれているとは思っているので、反対派の劇団となると お互いに仲良しごっこ状態になって なまぬるい中途半端な舞台になるのでは?と思ってました。

ですが、その心配はいらないぐらい美しい綺麗な舞台でした。

シナリオについては理解が追いつかない部分もありますが光と音が綺麗です。

演劇半分・アート半分という印象で、頭を働かせなくても 目の前の綺麗な光景を楽しむということができました。

演劇本編と同じぐらい印象に残ったのは 公演後のアフタートークでした。

アフタートークではゲストを呼んでのトーク、質問コーナーがありました。

アフタートーク出演者が舞台の床に直接 座っての気楽なトークだったので、まるで公演後の打ち上げに一緒に参加させてもらえているような雰囲気でした。

ゲストが思う舞台で良かったところを聞けたのも良かったですが、なにより良かったのは質問コーナーです。

質問コーナーの途中で、男性が『舞台に来ると、自分以外 出演者の知り合いの客ばかりで疎外感を感じる』と勇気をだして話してくれた方が居ました。

聞き方によっては否定的にも思えるこの話にも舞台上の方々は真剣に受け止めていたのを見て、胸が熱くなりました。

私は この意見を聞いてものすごく共感してしまいました。

実際に劇団側が赤字をださないために役者にチケットノルマを抱えさせて売らせているところが多いから、ずっとその状況が変わらないんですよね。

それで、知り合いの役者に声をかけられてチケット代も交通費も時間も使って しぶしぶ舞台を観に行っても面白くないし、観劇後に気を使って知り合いの役者に『おもしろかった』なんて言わなくてはいけない空気感がつらかったです。

だからこそ、今は舞台役者の誰とも繋がっていない分 ふらっと気になる劇団に行けているものの、誰とも繋がりがないため舞台の裏話などを聞けなくて私も多少の疎外感を感じているところだったのでアフタートークの企画があって良かったです。

いろんな形の演劇ハラスメントがありますが 劇団じおらまだからこそ、今回みたいに打ち明けられた意見のように これからも 演劇が好きな方の心の拠り所であってほしいです。

主催の方が言っていた『演劇を見る人の劇団を作ってみたい』も面白そうなので期待しています。

観客参加型の流行りのイマーシブシアターとかをやっても面白そうですね。

観客達との距離感が素晴らしく、そこも含め旗揚げ公演とは思えなかったです。

演劇が好きだけど 過去の演劇ハラスメントで心に傷や不満がある方にも知ってほしい劇団ですね。

サクラ絶対ゼロ宣言!出会いはハッピーメール(18禁)

遊び予約/レジャーチケット購入サイト「asoview!(アソビュー)」

高収入ボランティア【シスモール】

コメント

タイトルとURLをコピーしました